古典名方における芡実の本草考証

GAO Zixuan ,  

QU Cheng ,  

YAN Hui ,  

XIA Ling ,  

GUO Sheng ,  

ZHAN Zhilai ,  

摘要

古代の関連する本草、医籍、処方書および近現代の文献資料を通じて、古典名方に用いられる芡実の名称、基原、産地、品質評価、収穫加工および炮製方法等について体系的に整理および考証を行った。結果は、芡実は最初に「鶏頭実」の名で本草に収載され、明代以降「芡実」として正式な名称となり現在に至るまで続いていること、また「雁喙実」などの別名があることを示した。歴代で用いられてきた基原は古今一貫して睡蓮科植物の芡Euryale feroxであり、長期の人工栽培により品種は産地により異なり、北方芡と蘇州芡に区別されている。薬用部位は成熟種子である。古代に記録された産地は主に山東、江蘇、河南などで、明清時代以降は蘇州産の蘇芡が評価されてきた。近代以降、粒がふっくらし、断面が白色で、でんぷん質が十分で、破砕片のないものを良品とする品質評価法が形成されてきた。歴代の収穫時期は主に「八月」または「秋に実を収穫する時期」である。炮製方法は主に皮を除いて粉にし、蒸してつき、乾燥し、炒る方法などであり、今日まで清製と炒製の二大主流の炮製方法が形成されている。考証結果に基づき、古典名方易黄湯の芡実には芡E. feroxの成熟種子を選び、原方の炮製要求に基づき、現行版《中華人民共和国薬典》の炮製通則中の清炒法を参考にすることを勧める。

关键词

古典名方;芡実;本草考証;基原;種類;産地変遷;学名変遷

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