桂枝-沢瀉による外感病治療の中医学的認識と現代薬学研究の進展

CAO Yuqing ,  

GUO Yang ,  

SHANG Xiyu ,  

JIA Zihan ,  

XIONG Yibai ,  

CHEN Renbo ,  

ZHANG Lei ,  

TONG Lin ,  

ZHANG Huamin ,  

MA Yan ,  

摘要

桂枝と沢瀉は外感病の治療に用いられる一般的な中薬である。桂枝は性味が辛、甘、温で、肺を宣散し寒邪を除き、腠理を開き陽気を温め気を化し、太陽経から水液を発散させ、湿気を去る効果がある。沢瀉は甘、寒で湿を瀉し利水し、水路を調整して肺中の水飲を排出し、小便を利して湿熱を除く効果がある。薬対は歴代の医家の経験から抽出され、特定の病症に対して臨床で有効であり組成がシンプルである。桂枝-沢瀉薬対は五苓散などの古典名方の重要な構成要素であり、両者の配合により利水渗湿、温陽化気の効果を発揮し、外感表証および水湿内停の治療の代表的方である。古代文献を整理すると、数千年にわたり散寒除湿作用を持つ桂枝-沢瀉薬対配合の複合処方が多く臨床で広く使用されていることが分かる。現代薬理学研究によると、桂枝の有効成分であるシンナムアルデヒドや肉桂酸、沢瀉の有効成分である沢瀉醇A、23-アセチル沢瀉醇Bなどは抗炎症、抗ウイルス、免疫調節作用を持ち、安全性も高い。本薬対を含む清肺排毒湯は新型コロナウイルス感染症との戦いに重要な役割を果たした。桂枝と沢瀉に関する個別の薬学研究は多いが、本薬対に関する研究は少ない。筆者は桂枝と沢瀉による外感病治療の中医学的認識及び両者配合前後の化学成分、薬理作用、毒性学を体系的に整理し、さらなる研究と臨床応用拡大の参考資料としたい。

关键词

桂枝;沢瀉;外感病;現代薬学研究;薬対

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