患者コホートに基づくランダム化比較試験設計:コホート内試験(TwiCs)の方法と応用

WANG Yuyi ,  

SHI Zeyang ,  

LI Kecheng ,  

BU Zhijun ,  

WANG Xuehui ,  

WANG Bin ,  

LIU Jianping ,  

LIU Zhaolan ,  

摘要

コホート内試験(TwiCs)は、ランダム化比較試験の派生設計手法であり、現在、腫瘍や心血管疾患などの慢性疾患領域で広く応用されています。TwiCs設計の基盤は特定疾患の前向きコホートであり、ランダム化比較試験を実施する際には、コホート内から適格基準を満たす患者の一部を無作為抽出して「試験介入」を受けさせ、抽出されなかった適格患者は通常治療を継続し対照群となります。試験群と対照群の介入効果差を比較することで介入の効果を評価します。コホート内では同じ手順を繰り返して複数のランダム化比較試験(RCT)を実施し、さまざまな介入や投与量・タイミングの比較を行うことが可能です。従来のランダム化比較試験と比較して、TwiCsはコホートを利用することで患者募集が容易であり、外的妥当性が高く、RCTの効率性と適用性向上のための新たな臨床研究パラダイムを提供します。しかし同時に、コホート内の患者の遵守率が低いという課題に直面する可能性があり、研究者は設計および運用時に効果的な対策を講じる必要があります。本論文は、TwiCs実施過程の方法論的要点、段階的インフォームドコンセント(コホート加入、試験群加入、試験終了後の3段階)、無作為化手順(「試験介入」患者の無作為抽出のみ)、サンプルサイズ計算、統計解析方法に焦点を当て、TwiCsと従来RCTの違いを比較し、事例を用いてTwiCs研究設計・解析の過程を示すことで、臨床研究者に新たな研究視点と方法を提供することを目的とします。

关键词

コホート内試験; コホート多重ランダム化比較試験; 患者コホート; 無作為抽出; 段階的インフォームドコンセント

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