葛根の2型糖尿病治療研究の進展

LI Liqin ,  

ZENG Zixuan ,  

TANG Ye ,  

ZHOU Xiang ,  

ZHANG Hua ,  

ZANG Zhenzhong ,  

ZHU Weifeng ,  

GUAN Yongmei ,  

摘要

葛根はマメ科植物の野葛の乾燥根であり、『神農本草経』に初めて記載されている。その性質は涼性で、味は甘辛く、脾・胃経に帰属し、清熱生津、昇陽止瀉、解肌退熱などの効能を持つ。臨床では、葛根は天花粉や麦冬などと配伍され、滋陰潤燥、生津止渇の効果を強化し、陰虚燥熱による糖尿病の治療に用いられる。現代の薬理学研究によると、葛根はイソフラボン類(葛根素、大豆イソフラボン)、トリテルペンサポニン、多糖類などの多様な生物活性成分を豊富に含み、2型糖尿病の治療作用機序は多標的調節特性を示す。具体的には、ホスホイノシチド3-キナーゼ(PI3K)/プロテインキナーゼB(Akt)シグナル経路を活性化しインスリン抵抗性を改善し、グルコーストランスポーター4(Glut4)の移動を促進して末梢組織のグルコース取り込みを増加させる。また、転写因子を調節して膵島β細胞の機能を保護し、インスリン分泌を促進。核転写因子-κB(NF-κB)シグナル経路を下方制御し、腫瘍壊死因子-α(TNF-α)、インターロイキン-6(IL-6)などの炎症因子の発現を抑制し、膵島の微小環境を改善する。これらの多機能性の相乗効果は葛根の糖尿病治療に科学的根拠を提供する。本稿は、葛根による2型糖尿病治療の中医学理論基盤を体系的に整理し、その主要有効成分を解析し、現代薬理学研究成果を統合し、作用機序を詳述し、葛根資源の開発及び2型糖尿病治療のための更なる研究と臨床応用の基盤を築くことを目的とする。

关键词

葛根;2型糖尿病;消渴;薬理作用

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