『輔行訣』に基づく理中類方の解釈

AN Junqiao ,  

MA Yixin ,  

Li Dongmei ,  

HE Qingyong ,  

摘要

敦煌遺書『輔行訣』は「湯液経法図」を処方配伍理論の核心とし、その用薬理論は主に「五行体用補瀉原則」及び「五行本位除化原則」を含む。五臓の虚実弁証に基づき、体・用・化味を柔軟に用いて補瀉治療を行い、独特の遣方用薬法である。太陰病では「痞証」がしばしば「下利」と同時に現れ、この二者は理中類方の主証である。理中丸(湯)は太陰の虚を主治し、三瀉心湯(半夏瀉心湯、甘草瀉心湯、生姜瀉心湯)は太陰の虚に邪実を兼ね、四逆湯及び通脈四逆湯は肝脾腎の失用、開闔枢の失司による下利を主治する。理中類方の構成薬味は辛・甘・苦を離れず、太陰脾土に直接作用する。辛味は脾を瀉し、甘味は脾を補い、苦味は痞を除く。理中類方の構成薬物単位を統一すると、その辛甘薬味比率により方剤の補瀉強度を反映できる。さらに、「短煎取気」と「長煎取味」という二つの異なる煎煮法も補瀉効果の発揮に影響する。本稿は薬味構成及び特殊煎法に基づき、理中類方の「痞証」と「下利」治療の違いを論じた。脾土機能異常は多くの病を生じるため、理中類方は単に「虚・寒・湿」類病証の治療に留まらず、後世の医家は理中湯の加減により「実・熱・燥」類病証を治療し、臨床実践でより柔軟かつ効果的に理中類方を運用する基礎を築いた。

关键词

輔行訣;湯液経法図;理中類方;経方;五行

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